電着とは
電着とは、液槽のなかで金属製の台金に電気をかけ、メッキによってダイヤモンドやCBNの砥粒を表面に接着する技術です。その特徴としては、様々な形状で製作可能で、膜層が薄く形状が安定している、切れ味が鋭い、極小から大きなものまで多様なサイズのものがある、焼結の砥石では難しい入り組んだ形状にもつけられる、などが挙げられます。電着が他の焼結によって作られた砥石と大きく異なるのは、その製法に起因する砥粒の突き出し高さとなり加工素材に深く切込み、切れ味はよいです。良好な面粗さを得るためには、細かい粒度を使っていく必要があります。電着砥石の形状は、ホイールタイプや、軸付砥石タイプなど多彩なものがあります。